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2025.1.29

製造業の平均年収を上げるには?現状や戦略を解説!

物価高・賃上げなどの影響で、これまでと比べると年収は上がりやすくなっています。

製造業でも同じような傾向にありますが、気になるのは現状の平均年収です。

本記事では、以下の内容をまとめました。

・製造業における現状の平均年収と業種別比較
・製造業の平均年収を左右する要因とは?
・製造業において平均年収を高める戦略

ぜひ最後までご覧ください。

製造業における現状の平均年収と産業別比較

製造業は、日本経済の重要な柱であり、4000万人程度いるとされる就業者数のうち、およそ1000万人が製造業の就業者です。

本項目では、製造業における現状の平均年収を解説するほか、他の産業における平均年収もまとめました。

製造業全体の平均年収はどれくらい?

日本の製造業全体の平均賃金は30.6万円で、平均年収にするとボーナスなどを加味すればおよそ420万円弱になります。参照:厚生労働省「令和5年賃金構造基本統計調査 結果の概況」

また、令和4年と比較すると、1.5%増えているものの、伸び率は他の産業と比べると若干小さめです。

一方、この調査は年齢別でも調査が行われており、最も多く賃金がもらえているのは55~59歳の平均賃金は37.75万円でした。

実際に平均年収と同額もしくはそれ以上の賃金を受け取れているのは、35~59歳までであることもデータから読み取れます。

あくまでも製造業全体の平均年収であり、企業によって福利厚生やボーナスの付与などで収入は異なります。

他の産業との平均年収の比較

厚生労働省の調査では、製造業を含めた16の産業で分類され、それぞれの平均年収が算出されています。

そのうち、最も高かったのが「電気・ガス・ 熱供給・水道業」で月41.02万円で、平均年収にするとおよそ570万円ほどです。

一方、最も安かったのが「宿泊業,飲食サービス業」で25.95万円で、平均年収にすると340万円前後となります。参照:厚生労働省「令和5年賃金構造基本統計調査 結果の概況」

製造業は全体で見るとちょうど真ん中あたりとなっています。

55~59歳の平均年収で見ると、「電気・ガス・ 熱供給・水道業」は52.03万円と製造業と比べ、毎月の賃金が15万円近い差です。

平均年収の差としてみるとボーナスなどを加味すれば200万円程度の差となるため、一定の年齢から明確な差が付き始めることが明らかです。

自動車、電子機器、化学業界など主要業種ごとの平均年収比較

製造業の中でも、業界によって平均年収には大きな差があります。

例えば、たばこ産業は平均年収が790万円と高く、電機メーカーで559万円、化学メーカーで506万円と高めです。

一方、同じ製造業でも家具やインテリアなどの企業は平均年収が394万円、繊維メーカーが410万円と製造業だけで見ても大きな違いが見られます。参照:doda「年収の高い業種(業界)は?平均年収ランキング(業種別の平均年収/生涯賃金)【最新版】」

製造業の平均年収を左右する要因とは?

製造業を業種別で比較すると、業種の違いで100万円、200万円程度の差がつくなど、さまざまな要因で大きく左右しています。

本項目では平均年収を左右する要因についてまとめました。

地域による違い

東京や大阪、愛知などの都市部と地方部では年収に差が生じやすいのが実情です。

例えば、東京の平均賃金は全産業平均で36.85万円となっており、全国平均31.83万円と比較し、5万円程度上回っています。

一方、青森県は24.99万円と全国平均を7万円ほど下回っており、東京と比べると10万円以上の差があります。参照:厚生労働省「令和5年賃金構造基本統計調査 結果の概況」

平均年収に置き換えると、同じ日本でありながら地域によって100万円以上の差があるのです。

企業規模による違い

同じ製造業でも大企業か中小企業か、いわゆる企業規模によって大きく影響します。

大企業では安定した経営基盤の下、福利厚生やボーナスが充実しているため、おのずと平均年収も高くなる傾向にあります。

一方、中小企業は経営基盤が盤石とは言い難く、経営的な体力も強くないため、賃上げの余裕がないケースも珍しくありません。

全産業における企業規模別の賃金は大企業で34.6万円、中企業で31.14万円、小企業で29.4万円となっており、その差は大企業と小企業で毎月5万円程度です。

55~59歳の指標だと大企業と小企業で平均10万円の差となっており、企業規模別の違いが相当大きいことが言えます。参照:厚生労働省「令和5年賃金構造基本統計調査 結果の概況」

経験年数・学歴・スキルの影響

年収の違いは勤続年数や学歴、スキルなども大きく影響すると言えるでしょう。

例えば、製造業でも専門的な技術を必要とする場合では、平均年収は比較的高めとなります。

また豊富な実務経験を持つ技術者であれば、高い評価を得やすく、年収に直結しやすくなるでしょう。

学歴も大きく影響し、学歴別の平均賃金の差を見ても、高卒は平均28.19万円、専門学校卒は平均30.02万円、大卒は36.94万円、大学院卒は47.67万円と大きく異なります。

20代前半と50代後半で比較しても、2倍以上の賃金になるのは大卒より上の学歴です。参照:厚生労働省「令和5年賃金構造基本統計調査 結果の概況」

同じ製造業であっても、年齢や企業規模などで大きな差がつくのは致し方ないと言えるでしょう。

製造業において平均年収を高める戦略

製造業で平均年収を高めていくには、さまざまな戦略が必要です。

本項目では平均年収を高める企業側の戦略をまとめました。

生産性を高める

従業員の年収、賃金アップには生産性の向上が必要不可欠です。

IotやAI技術を活用し、生産効率性や合理性を高めて収益力を高めていくことが大切です。

また品質管理・在庫管理におけるコスト削減などを図って、収益体質にしていくことも重要です。

収益力がつけば、その分を賃金に振っていくことができるので、結果として企業全体の平均年収アップにつながるでしょう。

スキルアップ支援

スムーズに賃金をアップさせるには、企業の生産性向上はもちろん、収益につながる製品開発などが重要となります。

そのためには、各従業員が専門的な資格を取得して能力を高めていくことが必要です。

能力を高めてもらうには、企業側が専門的な資格を積極的に取得してもらうよう促したり支援したりすることが求められます。

資格手当を始め、従業員のモチベーションにつながる施策を打ち出すことが大切です。

頑張れば頑張るだけ収入が増える形になれば、従業員もおのずとやる気を高め、技術力や競争力の強化に全力を注げるようになります。

結果として、企業が利益を生み出しやすくなり、賃金に直結し、好循環をもたらすこととなるでしょう。

まとめ

製造業における平均年収は全産業で見ると中間にあたる一方、業種によって平均年収の高低がはっきりと出やすくなります。

一方で、常に利益を生み出している企業ほど、賃上げにも対応しやすいことは確かです。

利益体質にしていくには最新技術を用いて効率化・合理化を図ることも必要であり、ムダをなくして利益を少しでも増やすことが大切になります。

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