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2024.11.29

製造業における社員研修は何を行う?中身・内容を解説

製造業の会社で働く従業員・社員に対して何かしらの研修を行うのが一般的です。

どのような研修を行うのか、企業によって異なる部分もあれば、共通する部分もあるでしょう。

本記事では、以下の内容をまとめました。

・製造業における社員研修の基本
・製造業で行われる研修の中身
・製造業では欠かせないコミュニケーションなどの研修

ぜひ最後までご覧ください。

製造業における社員研修の基本

製造業における研修としての考え方は、研修を通じてスキルアップを図るほか、安全に働くための意識づけを徹底することが想定されています。

本項目では、製造業における社員研修の基本についてまとめました。

製造業における研修の目的とは

製造業において、研修を行う目的は大きく分けて2つあります。

1つは、社員が製品の製造に必要なスキル・知識を身につけること、もう1つは労働災害が起きないよう、安全な環境で働くために意識付けを行うことです。

製造業において製品の品質向上・生産性アップは常に追い求める必要があります。

そのためには、経験も大事ですが、事前に学んでおくべき知識や最低でも達しておきたいスキルのレベルを理解することが大切です。

研修を通じて企業が社員に求めるレベルを伝え、そのレベルに達するためのサポートを行います。

一方で、製造業は、他の産業と比べても労働災害が起こりやすいのが実情です。

労働災害を起こさない、巻き込まれないための知識や高い安全意識の植え付けのために研修を重ねていきます。

研修の対象者とは

製造業での研修は新入社員はもちろんのこと、一定の年数を重ねた中堅社員やベテラン社員、管理職も対象です。

新入社員の場合には製造業で働く人間として持つべき意識やスキルアップの研修などが行われます。

一方で中堅社員になれば、マネージメント能力や更なるスキルアップを目指す研修が行われる傾向にあります。

また、定年まで現場で働きたいベテラン社員に対しては、働くモチベーションを高く保ち続けるための研修が行われる傾向です。

研修は新人だけが行うものではなく、それぞれの立場に適した研修が行われます。

研修が行われる流れ

製造業での研修は、経営方針や人材育成の計画を先に立てることから始まります。

どのような人材がいれば企業としての業績が上がり、収益性を高められるのかという理想を定め、その理想を実現させる人物像を作り出さないといけません。

その人物像に育てていくには何をすればいいかを考え、研修の中身を作り上げます。

自社で研修を考えるケースもあれば、研修を扱う企業に一任する手もあります。

何よりなぜ研修が必要なのかを従業員に強く認識してもらい、一定の危機感や成長意欲を持った形で挑んでもらう事が必要です。

製造業で行われる研修の中身

実際に製造業ではさまざまな研修が行われています。

実技面や安全衛生面などさまざまな研修が行われ、社員の教育が徹底される形です。

本項目では、具体的な研修内容について詳しく解説します。

実技面の研修

製造業においては、機械・設備を動かす形で製造を行うため、操作方法を理解することは基本中の基本です。

新入社員を中心に、機械に関する基本的な操作方法や万が一トラブルが起きた時の対応方法を学びます。

若い社員の場合には最初はマニュアルと同じような作業が行えるのか、先輩から教えられたとおりにできているかをチェックされます。

その後、中堅社員以上になると、マニュアルから多少離れた作業にも対応できるような研修が施されていく流れです。

一方、設備を一新した場合は中堅・ベテラン社員も初めて扱うため、同様に研修を行います。

技術力が求められる仕事であり、作業から学んでいくことも多いため、あくまでも実技面の研修は基礎を固めていくようなものが中心です。

安全対策とリスク管理の研修

製造業では労働災害が多く、令和5年度では全産業で135,371人が労働災害で死傷した中、製造業は27,194人と最も多かった現実があります。参照:厚生労働省「令和5年労働災害発生状況の分析等」

そのため、安全対策・リスク管理に関する研修の徹底は欠かせません。

具体的には保護具の使用方法や労働災害が起こりやすいエリアの確認、危険地域の識別、非常時の対応などがあります。

安全衛生管理を進めるため、職場の整理・整頓・清掃・清潔を重視する4S活動や機械を扱う際の徹底したリスク管理などを研修で行います。

品質管理に関する研修

製造業において品質向上は重要な要素であると共に、不良品の発生、それに伴うクレームの防止も行う必要があるでしょう。

品質管理において注目されている言葉に「QC7つ道具」があります。

QC7つ道具は、以下のもので構成されています。

  • パレート図
  • 特性要因図
  • グラフ
  • ヒストグラム
  • 散布図
  • 管理図
  • チェックシート

これらは品質管理を行う中で欠かせないものであり、不良品が発生した際にその原因を探っていち早く改善につなげていくために必要です。

一方で、「QC7つ道具」をすぐに使いこなしていくのは大変です。

そのため、「QC7つ道具」の使い方や効果的な活用方法を研修の中で学んでいき、実際に活用するための練習を行います。

製造業では欠かせないコミュニケーションなどの研修

製造業は品質向上も当然大事ですが、チームワークが重視される分野でもあります。

本項目では、製造業では欠かせないコミュニケーションなどの研修についてまとめました。

コミュニケーションスキルの向上

製造業において、従業員同士の連携や現場責任者への報連相など、密なコミュニケーションが欠かせません。

そのため、コミュニケーションの向上を図る研修が必要となります。

研修の中身は情報共有の大切さや報連相の正しいやり方、万が一トラブルが発生した際のコミュニケーションの取り方などとなっています。

職人気質が強い人だとコミュニケーションスキルが低く、怒られ慣れてない若い世代を中心に、反発心が芽生えてしまうこともあります。

全体的にコミュニケーションを学び、円滑な業務につなげていくためにも、コミュニケーションの研修は欠かせません。

リーダーシップに関連した研修

製造業では、複数の人々が協力して効率的に作業を進めることが重要です。

そのためには、1人のリーダーが先頭に立ち、連携を図っていくことが求められます。

このリーダーシップに関連した研修が行われます。

リーダーとしての資質ややるべきこと、目標達成に向けての声掛けやトラブルが起きた時の解決法などを学ぶのが一般的です。

メンバーのモチベーション管理などもリーダーの仕事であり、その点の研修も受けていきます。

問題解決力とプロセス改善

製造業では常にブラッシュアップが必要とされ、改善すべき点を見つけたら即実行して、生産性・効率性のアップを図っていくことが大事です。

いかにブラッシュアップを行うか、改善につなげるか、そして、実行にすぐ移させるかも、結局のところ、社員の意識次第となります。

問題を見つけ原因の分析を行い、解決策を見つけて実行に移すという流れを、従業員が実践していくという研修も必要です。

まとめ

製造業に限らず、社員研修は必要不可欠なものであり、研修の中身も常に検討を重ねていく必要があります。

研修を通じて会社の弱点を補い、長所を伸ばすことが理想的です。

そのためにも現状の弱点、伸ばしたいストロングポイントを見つけていく作業も欠かせません。

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